2015年6月7日日曜日

緑の風








そろそろ手をつけないと、
そう思って芝刈り機を庭に運ぶ。
膝頭まで伸び切った雑草。朝顔だろうが昼顔だろうが情緒あふれる蔦だろうが、ペスト。そう、雑草。ヒメジョオンもタンポポもペスト。あの固いヘーゼルナッツから、どうやって、と思いながらも、あちこちに枝を伸ばしているヘーゼルナッツの木もペスト。

昔、オーストラリアでジョンが憎々しげに「ペスト!」と叫んでいたことを思い出す。庭の手入れをしている者の心の底からの声。今なら分かる。あの当時は、ジョンのストレートな物言いに面食らったものだった。

藤はどうだろう。紫と白のうっとりとする花房で楽しませてくれる。そして、あの甘く高貴な馥郁たる香り。ところが、枝の強さ、どこにでも這い上がり、全てを絡み取り、我が世を築く強かさといったら、どうだろう。正直なところ、我が家の二ヵ所に藤が枝を張っているが、どうしようかと悩んでしまっている。ちゃんと枝を伐り、手入れをしないと、藤に食われてしまう。

杉の木の下で芝刈り機を使うと、爽やかな香りが舞う。緑の芝を刈ると青い刈りたての香りが舞い立つ。ヒメジョオンとタンポポを刈りとり、ようやく玄関前の庭は小ざっぱりとする。後ろの庭が控えているが、日曜のお昼は皆BBQやら外で食事をするだろうし、芝刈り機は使えまい。のこぎりで、気が付かないうちにあちこちで3m以上の大木になりつつある木々を根元から切る。

汗にぐっしょりとなりながら、木陰で一休み。緑の風がやわらかに吹き過ぎる。緑の風にぼんやりと我を忘れる。




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