日々の出来事を時に楽しく、時に真剣に、大いに心ゆくまで語ることで、自分の時間を生きていることを実感していきたい、そんな風に思っています。そんなクッカバラの囀りを、時々皆さんのお耳にもお届けし、思いを共感、共有できたら、などと夢見たいなことを願っています。さて快い囀りと響くでしょうか、喧騒と響くでしょうか。。。
2013年5月29日水曜日
雨の中で
どうにも狂おしくなり、
履きつぶした息子バッタの運動靴に足を入れ、
雨合羽を被り、
園芸用の皮手袋をはめ、
遂に小雨の中を外に出る。
氷雨続き。
それなのに、一瞬の太陽を効率良く浴びるのか、
DNAでそのように定められているのか、
雑草たちは気持ち良さそうに伸びている。
レンギョウの木が細長い枝を目一杯広げ、
藤がどこまでも魔の手のように絡み合って蔓を伸ばし、
紫と白の花房をシャンデリアのように飾り立て、
マーガレットはひょろひょろと伸びた茎の先に笑顔を広げ、
菖蒲が背を伸ばし始め、
牡丹の蕾がぱんぱんに膨らんでいる。
そこにユダのピンクの花ビラが舞い落ち、
色あせた茶色のリラの花が覆っている。
なんとも息苦しい。
さて、タイミングを逸しての今年初の芝刈り。
三台目になる芝刈り機は取り敢えず順調に鈍いモーター音を響かせる。
案の定、数歩進む毎に葉が刃につまり、モーターは停止してしまう。
濡れた葉の扱いは厄介で、
本当は雨の中で電化製品を使うことは愚かなことであると
頭の隅で声がする。
それでも、今を逃せば次はいつになるか。
チャンスとは自分で生み出すものなのかもしれない。
勝手な言い訳を作り出し、
とにかく少しづつでも刈っていく。
大きな園芸用ビニル袋はすぐに満タンになり、
気が付くと4つの袋が出来上がっている。
草切れの匂いが懐かしい。
雨は本格的に降り始めており、
雨合羽の中は汗なのか、雨なのか分からない程ぐっしょりしてきている。
奥の庭こそ手を入れたいところだが、
ここは引き際。
随分すっきりとした庭に
藤の花の香りが馥郁と漂う。
薔薇の蕾も心なしか一段と膨らみを増したように思われる。
さあ、美味しいお茶にしようか。
香辛料をたっぷりと利かせたチャイラテにしよう。
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