若いカップルがメトロで楽しそうにお喋りしながら、サンドイッチをつまんでいる蒸し暑い日。お昼を食いっぱぐれた身としては、若さが眩しい。自転車の早朝練習や合宿の際、疲れ果ててコンビニで菓子パンやおにぎりを買って、道路にしゃがんで食べたことが懐かしい。流石に、今じゃできないな、と思っていると、なんだか親しげにこちらを見つめている。
「あのぉ、買い過ぎちゃったんです。この箱にアイスが12個入っていて、もう一口も食べられないんです。良かったら、食べて頂けませんか。」
良く見ると、彼らの膝には箱があり、小さなカップアイスを幾つか手にしている。
爽やかな誘いに思わず微笑む。それでも「どうもありがとう。でも遠慮しておくわ。」分別ある大人の返事が口をついてしまっていた。
バッタ達に思いを馳せる。彼らがこんな若者になってくれると嬉しいな、と。
素直な若者たちに幸多かれ!
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