春になればチューリップ、水仙、桜草、連翹。4月には桜。5月には鈴蘭、リラ。野薔薇、野苺。初夏にはウツギ、紫陽花。真夏は葵。そして、レインクロード、ミラベル、クエッチ。フランボワーズ。秋には胡桃、ヘーゼルナッツ。
こんなバラエティ溢れる、色彩豊かな庭は、前の家主の手によるもの。
以前、長女バッタが家庭菜園に目覚め、必死に土地を掘り起し、耕し、大根、那須、キュウリ、トマト、を植えたことがあったが、夏中家を空ける彼女には向いていなかったらしく、翌年は止めてしまい、今ではただの固い土地に戻ってしまっている。
唯一、私が手を加えたのは、この紫の香りを植えたこと。
表玄関の庭に四株、後ろの庭に二株。
一人で過ごす二年目の夏。
未だ当時新車だったシルヴァーペンギンを飛ばし、田舎の植木屋で購入。
未だ明けきれない朝の静謐な冷やかさの中に、甘ったるくなく、優雅ながらも爽やかに、気品高く、堂々とした香りに、すっかりとラヴェンダーの女王となり、ゆっくりと歩みを進める。
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