時に子供は親を奈落の底に突き落とす
あどけない、つぶらな瞳で末娘バッタが尋ねる。
「ママ、戦争の罪ってなあに?」
これは試練なのか。
母親への挑戦なのか。
言葉の問題なのか。
心の問題なのか。
精神的成長の問題なのか。
12歳の子供なら戦争とは何ぞや、社会的影響、個人への影響に一度ならずも思いを馳せてしかるべき。
その過程を踏んでこなかったのか。
それとも、末っ子にありがちな、何も知らない、分からない姿勢が抜け切れていないのか。
或いは、自分なりの答えがあって、後で褒められたがっているのか。
ひょっとすると、母親と思想の討論をしたいと願っているのか。
いや、やはり本当に分からないのか。
呆然とする間にも、言葉の嵐を降らせてしまう。
今度は、彼女が奈落の底に突き落とされる。
外は雨
皆既月食も拝めまい
マサーラチャイを作って
スパイシーな甘い香りに包まれて
彼女と戦争について語ろう
いや、平和について語ろう
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