朝の5時から休む間もなく、
朝食は抜いて、ランチは運転をしながらサンドイッチを二つ。
そんな一日を終えて、
バッタ達がいない我が家に戻り、
魂が抜けたかのごとく、
椅子に座りこんでしまう。
もう一度、確認する。
着信なし。
忙しいに違いない。
大変なのに決まっている。
でも、
もう一度、確認して、溜息。
今日が、私にとってどんな日か、良く知っているはず。
応援の一言や、
労いの一言が、
或いは首尾を問う一言が
あっても、いいじゃないか。
そう思い始めると、
そんな思いが溢れ出してしまい、とどまることを知らないない。
そんな風に思っちゃいけない。
求めちゃいけない。
期待しちゃいけない。
でも、甘えちゃいけない、ってことは、
なんと辛く、悲しいのか。
『ちっとも褒めてくれないのね。』
そうSMSを送る。
返事はない。
諦めて、本を読み始める。
夜更けになって眠るころ、
メッセージが入っていることに気がつく。
『bravissimo !!!』
なんとなく、はぐらかされた思いで、眠りにつく。
翌朝。
掟を破る。
どんなに一緒にいて欲しかったか。
心の支えが欲しかったか。
不在は堪えた。
そう書き送る。
今度はすぐに返事が来る。
『一日中ずっと心配していたよ。それを伝えることができなくて、感じさせることができなくて、ごめん。』
外では冷たい秋の雨。
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