早朝7時からの特別訓練を終え、
長女バッタを皮膚科に連れて行き、
さて、コーヒーでもと思う間もなく、
彼女の友人の誕生カードに使う写真印刷を頼まれ、
真っ赤なアネモネのブーケを玄関に忘れないようにと用意しておく。
時間がないと大騒ぎをしている癖に、
今朝方、心優しき友人が届けてくれていた桜餅に心奪われ、
二人で、ついつい手に取ってしまう。
ピンク色のお餅を優しく包んだ桜の葉に、
桜の蕾がしっとりと載っていて、
口に入れたとたん、懐かしい春の香りと味に
目を見開く。
満開の桜を見上げている錯覚に陥り、
爪先から頭の天辺、指先から毛先まで
春に包まれる。
春の香りに酔いしれながら、
お茶を煎れる余裕もなく
ゆっくりと最後の花びらが散ってしまうまで味わう。
我が家の庭の桜も、
蕾がようやく膨らみ始めた頃。
春を先取りする。
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