春の日差し
未だ寝ている街を
未だ寝ている頭を抱えながら
走り抜ける。
静かに明けゆく空は
晴れ上がるのか、はっきりしない。
一仕事終えても
ぼんやりしている頭で
SMS受信を確認する。
久しぶりのランチのお誘い。
セーヌの輝きも
水仙の黄色とクリーム色の花畑も
視界の端に流れるだけ。
時間通りにオフィスの前に着き、
到着を連絡しようと携帯を手に取ると、
SMS受信。
近くのブラッスリーの名前が目に飛び込む。
現地集合とのことらしい。
慌てて車を発進させる。
待たされずに、
しかも、事前に場所指定なんて珍しい。
なんだか、
絶対会いたい、とのメッセージに思え、
一人微笑む。
春の日差しにやわらかに包まれる。
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