外は思いの外あたたかく
雨の湿りで草葉の香りがしっとりと立ち込めている。
肺の奥まであまやかな緑の香りで満たす。
今朝までのわだかまりが嘘のように消えてしまっていた。
雨の音を聞きながら、アルトの低音を体全体に振動させたからか、
一人で航空券とパスポートを持って旅立った息子バッタの元気な声を聞いたからか、
思いの丈を書き綴って送ってしまったからか、
新たな関係が築かれようとしているからか、
ともかくも、
これで本当に喪が明ける。
会う約束をしていた友人が風邪気味とのこと。
別の友人に声を掛けていたが、返事はない。
いいじゃないか。
今夜はPouilly Fusséを冷やそう。
チーズ売り場に紛れ込んでいた鯛をカートに入れてしまっていた。それを蒸してご馳走にしよう。
週末なのに申し訳ない、と仕事が舞い込んできている。
そうこなくっちゃ。
きめ細かな雨が静かに降り続いている。
しっとりと甘やかな草葉の香りがゆるやかに立ち込める。
にほんブログ村
↑ クリックして応援していただけると嬉しいです
皆さんからのコメント楽しみにしています
0 件のコメント:
コメントを投稿