森の中では鹿、猪、雉を追って、藪だろうが茂みだろうがお構いなしに駆け回るので、トンカは生傷が絶えない。柔らかで、赤ちゃんの肌のようだった肉球も、今では弾力があり、黒々としっかりとしている。自慢の真っ黒な爪も泥が入り込んでいて、ぽっちゃりと手足を水に漬けてあげたら、水がすぐにも真っ黒くなりそう。体のあちこちにかすり傷があり、時々耳がちぎれていたりする。それでも、一晩たてば大抵は治っていて、数日もすれば完治してしまう。
先日の鼻の傷も今ではすっかりなくなり、いつもの黒々とした鼻になっている。
目ヤニが多くなったかな、と思ったのが数日前だった。しばらくすると、左の目から黄色い膿が出るようになった。結膜炎かしら、とも思ったが、恐らくトンカのこと。飛び回っている時に、何かの欠片が目に入ってしまったのだろうと思い、特に獣医さんに連れて行くことはしなかった。洗浄水で何回か洗ってあげたが、次第に何をされるのか気が付いて、ちょっとでも顔を覗こうとすると、逃げるようになってしまった。
これは良くない傾向。大好物のチーズで釣っても、今度はチーズをあげようとすると、テーブルの下に隠れるようになってしまった。あらら。
最終手段はピーナツバター。そう思うも、なんと、瓶を棚から出そうとしただけで、別の部屋で寝ていたのに、気が付くと隣にいる程だったトンカが、寄り付きもしなくなってしまった。そんなに洗浄水を目に流されることが嫌だったのかしら。
困ったと思っていた時に、息子バッタが久々に帰宅。彼に頼んでトンカを抱いてもらい、漸く目の洗浄に成功する。チーズやピーナツバターよりも、そりゃあ息子バッタの抱っこの方が嬉しいよね。
これで少しは警戒心がとれてくれると嬉しいのだが。それよりも、目が治って欲しい 。ね、トンちゃん。
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