本気になって心配し、
ありとあらゆる方法を使って解決しようと努力し、
それでも、笛吹けど踊らず、ではないが、
仲間がついてこない焦りに週末は苦しむ。
それでも、夜中まで仲間を鼓舞し、連絡しあい、
されど、鍵を握る七人のサムライの長からは音沙汰一つない。
やるせない思いをし、
仕方ない、約束の期限通りにことが進まないこともある、
所詮、素人集団の悲しさよ、と、
眠れぬ夜を過ごした翌朝。
サムライの長からメールが入る。
「パニックの必要なし」
そして、
延々と論理建てた遅延の背景を説明され、
時間をじっくり掛けることも時には重要であると諭され、
挙句の果てには、
勝手に動き回るな、と戒めの言葉で締めくくられている。
そこまで言われた日には、火山が噴火。
「約束を守らないなぞ、サムライとして有るまじき行為。
サムライなぞではない。」
7人全員に送りつけてやる。
憤懣やるかたない。
一体、何様だと思っているのか。
こちらは、先方から土日にかけ自宅にまで電話をもらっている。
その度に、申し訳ないです、今、取り掛かっています、と返事をしている。
別に、こそこそと先方に勝手に連絡したわけではない。
それなのに、週末に勝手に連絡するな?
連絡するにしても、「長」がすべきである?
だから、毎回連絡があるたびに電話を入れたのだろうが。
余りに怒り心頭に達し、
何度も意味が分からない、釈然としない、と
ガンガンとメールを書いてしまう。
そうして、
ふと、頭を持ち上げる。
ちょっと、席を立って、歩いてみる。
一体、何をそんなに怒っているのか。
こんなことで仲違いしても仕方がないであろう。
彼の話も一理ある。
先方から連絡を受けた時点で、「長」に直接連絡して欲しいと告げれば良かったのか。
そうして、
「悪かった、
先方から先週の水曜から毎日電話攻勢に合い、対応に困り果てていた、
一言も優しい言葉もなく、割に合わないと思ってしまっただけ。
感情的になって申し訳ない。」
そう、メールを書き送る。
暫くたって、返事が来る。
「週末は忙しく、確かに、現状報告ができていなくて悪かった。
先方から君に電話が数度あったことは見落としていた。すまない。
君をなじるように言ってしまったね。悪かった。」
そうして、kissでサインオフ。
モノトーンの世界が一瞬にして春になる。
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