駅のプラットホーム
やり残した仕事、その日に送ったメールの内容を頭の中で反芻している時に、
突然の出会い
必然的な偶然
電車がホームに滑り込み
別々の車輛に乗り込む寸前、
相手が入った車輛に駆け込み、隣に座る
相手の電話は暫く続く
余りに唐突で、全く予期していなかったからか
鼓動が激しくなる
初めて見る腕時計
仕立ての良いスーツ
寒くなるからと着てきたウインドブレーカーをどうしようにも
いつものローファーで爪先だっても
半年近くカットしていない髪をアップにしようとしても
そんなことはどうでもいいことで
森の中で鹿に出会った時のように
何もできずに立ち尽くしているより他はなかった
漸く見知った瞳が語り掛けるも一瞬
駅に着くと消えて行ってしまう
春の日が見せた幻か
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