静謐さの中に時の流れを思う。
日増しに色調が濃くなり炎のような色に染まっていく蔦の葉。
薄明るい朝の光の中で、
輝かしい日中の日差しの中で、
日が傾いて全体が優しく色が落ちていく中で、
或いは、
吐く息も白い冷たさの中で、
暖かな太陽の日差しに汗ばむほどの中で、
しっとりとした夕闇の中で、
その色を変えていく。
時は留まることを知らず、
人は時に永遠を願う。
変わらないものは一つもなく、
暮れない日はなく、明けない夜もない。
確かなことは、その絶え間なく移ろいゆく時の流れ。
確かにこの手にあったぬくもりは、いつかは消え去るもの。
秋は人を思索の森に誘い込む。
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