バッタ達の父親からメール。
リンクをクリックすると、息子バッタの晴れ姿の写真。
タキシード姿が似合っている。蝶ネクタイも様になっている。それよりも、何よりも、なんと爽やかな笑顔なのか!父親とのツーショットもある。嬉しそうに微笑む二人。
初めてのタキシード姿を日本の母や台湾の妹、オーストラリアの家族に送る。
そうか。それ程楽しいイベントだったのか。そりゃあそうだろう。
そう思いながら、どうも胸が苦しくなる。こんな晴れ晴れとした嬉しそうな顔を彼にさせたのが、私ではなく、父親であることに、思い至る。こんな風に思うなんて、なんて馬鹿げていると頭では分かっていても、心を哀しみが支配して仕舞う。
その話を、バイオリン仲間との集いで、ついしてしまう。彼の晴れ姿を見せながら。
すると、バイオリンの師マリが、「私はそうは思わないわよ。」と。これは息子バッタが父親に見せたい姿なのだ、と。隙のない、堂々とした態度。自信に満ち溢れている様子。父親への愛情や甘えは一切ない姿じゃないか、と。
一瞬、殴られたような思いがする。
そこまで彼の思いを受け止めていなかった。
いや、深読み過ぎではないか?
写真の彼はやわらかな夕方の太陽を浴び、何とも幸せそうに笑っている。
なんだか、それでいい気がしてくる。こんな機会を息子バッタに与えてくれた父親に、素直にありがとうとの思いがわきおこる。
マリには敵わない。
マリ、ありがとう。
にほんブログ村
↑ クリックして応援していただけると嬉しいです
皆さんからのコメント楽しみにしています
0 件のコメント:
コメントを投稿