オーブンでこんがりと焼いた生姜醤油に漬けた手羽、炊き立ての白米をメインにバッタ達とお昼を和やかにとっていると、「その食べ方は汚い」、「ちゃんとナイフを使え」、「音を立てるな」、と矢継ぎ早に息子バッタが末娘バッタの食べ方に注文を出す。
確かに、もっともなことなので放って置くが、末娘バッタが意に介さないのか、特に改めず、息子バッタがすごい剣幕で怒鳴り始める。
「ちょっと待って!どうしてあなたがそんなに叱るのよ!」
すると、「だって、○○ちゃん(長女バッタ)がいないんだもん!」との返事。一瞬固まる。
「ちょっと待って!ママがいるじゃない。子供にテーブルマナーを厳しく躾けるのは親の仕事でしょう?」 慌ててしまう。
今度はバッタ達が凍る番。
そして、皆で大笑い。
笑いながらも、ぎくりとする。そうか、母親不在の食卓で、ちゃんと長女バッタがマナーを厳しく教えてくれていたのか。胸がじんとする。そして、長女バッタがいなくなった今、息子バッタは自分の責任とばかりに、真剣に末娘バッタのテーブルマナーに厳しく注文をつけている。
バッタ達よ。君ら、本当に偉いよ。ママは幸せ者。
ありがとう。
遠い北京の空の下、長女バッタがにんまりと笑った気がする。
久々に気持ちよく澄み渡っている青空にウィンクする。
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皆さんからのコメント楽しみにしています
バッタさんたちみなしっかり 思いやり情緒の深いお子さんたちですね。孫を預かって2週間 娘達を育てている時より余裕が出てゆっくり時間をとって対応している私を発見しました。自分の子育て中は色々忙しいという言い訳で時間に追われながら夢中で育てて余裕がなかったと思います。Yukaさんはお仕事お忙しいしなおさら。
返信削除私も一時期信じられないくらいのめちゃくちゃな仕事をしていたときがあります。プログでは語ったことないけれど。家族たち皆受け入れてとても優しかったこと今でも感謝しています。思いやり愛情 そして会話の交流は何よりの力ですね。
Fleur de Selさん、今日は。
返信削除こんなに素敵なコメントメッセージをいただいておきながら、お礼もお返事も差し上げずに本当にごめんなさい。息もつけない程の時間を過ごしてしまっていました。余裕がなくて、なくて。漸くそろそろ心に平静が戻り、自分の言葉が出てきそうです。「思いやり、愛情そして会話」本当に大切な要素です。お嬢様やお孫さんたちに囲まれ楽しい夏をお過ごしでしょうか。今年は猛暑が続いております。どうぞご自愛くださいませ。後ほどすっかりご無沙汰してしまったブログの方にも訪問させていただきます。