日々の出来事を時に楽しく、時に真剣に、大いに心ゆくまで語ることで、自分の時間を生きていることを実感していきたい、そんな風に思っています。そんなクッカバラの囀りを、時々皆さんのお耳にもお届けし、思いを共感、共有できたら、などと夢見たいなことを願っています。さて快い囀りと響くでしょうか、喧騒と響くでしょうか。。。
2016年8月6日土曜日
朝の散歩
この親にしてこの子あり、
とでも言おうか。
悪い意味でも良い意味でも。
早起きをして、朝日が昇るところを見たい。
誰も踏んでいない朝露に輝く草原を踏みしめたい。
冷たい新鮮な朝の空気を胸一杯に吸い込みたい。
そして、何より、発見をしたい。
約束したわけでもないのに、母が来ると朝の散歩をする。
膝の調子が良くないのよ、と言いながらも、健脚。
それでも、何でもないアップの後、息が切れていた様子にどきりとする。
道端に蕨を発見してからは、毎朝蕨摘みをしながらの散歩。
一時間の散歩から帰ってくると、摘んだ野花を活け、あっという間に蕨を茹でてしまう。
お醤油をかけて頂くと、緑の香りが口いっぱいに広がる。
ちょっとした苦味がまたなんとも言えない。
母の手に掛かるから美味しいのか、新鮮だから美味しいのか、山菜の味が分かる大人になったのか。
母がマチュピチュに行こうと言い始めてから、もう何年になるだろう。
標高も高いし、かなり歩くらしい。
本気で計画を立てよう。
この秋にはアンコールワットに行くらしい。それでは、来年はマチュピチュにしようか。
緑の風がやわらかに葉をゆらしていく。
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