冬枯れの通りを歩く。
ジーンズの生地から冷気が入り込み、歩くスピードも知らずに早まる。
暫く行くと木々のきらめきに、思わず被っていたオーバーのフードを脱いでしまう。一体このきらめきは何だろう。
すっかりと葉が落ちた枯れ枝に、早朝の雨が滴となり連なっていて、それがまるでノエルのイルミネーションのように光っている。あちらでも、こちらでも。
なんということだろう。
ノエルの飾りが取り外された人気のない通りで、自然が生み出したイルミネーションによって、清々しい新年を慎ましやかに迎えた厳かな気分に満たされる。
冬枯れに 光となれし 寒の雨
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