大体、私の性格がそうさせるのか、
はたまた、本当に人生とはそうなのか、
常にジェットコースター状態。
いや、多分、今の心の状態なんだろうな、と思ってみる。
今日一日、色々あった。
特に関連性のない話しながらも、数珠つなぎで問題が発生し、
心痛むニュースを受け、呆然としているところ、駄目押しの如くのドタキャン連絡。
遂にぐっときて、くじけそうになり、
こらえきれずに思いの丈をメールに書きなぐり、
送信ボタンを押す前に、一呼吸。
一体、何になろう。
感情の波をぶつけることで、何が生まれようか。
相手から、どんな反応を期待しているのか。
そして、全文選択し、削除。
目の間に真っ白なページだけが残る。
一瞬、全ての問題が解決したかの錯覚に襲われる。
帰りの車で、信号待ちのたびに、ついついSMSのメッセージを打つ。
漸く最後の信号で引っ掛かったときに、完了し、送信。
ドタキャンの本人だって、好きでしているわけではあるまい。
よんどころ無い事情というものが、出てくることもある。
すぐに返信がくる。
相手を責めることなく、スムーズに別の機会に繋げることができ、
ほっとする。
そうして、バッタ達とにぎやかな夕食をしているところに電話。
バッタ達のパパから。
週末から二週間のバカンスに入るバッタ達。
最初の一週間はパパ家族とマラケシュに行くことになっていた。
だからこそのパスポート取得。(息子バッタの夢)
格安便なので、土曜の朝早く出るらしい。
バイオリンはお休みとなる。
勝手に決められたことに、余り良い気分はしないが、何も言わないでおく。
言ったからといって、何が変わろうか。
金曜の夕方は長女バッタが陸上、末娘バッタがダンス。
彼女達をお迎えに行って、帰りはいつも夜の8時になっていた。
パパはいつ来るの?
前回会った時に聞いたら、電話をする、との返事だった。
そう、聞いていない。
息子バッタが答える。
「学校が終わった頃に迎えに来るんだって。」
そう。
陸上はどうするの?
「行かないの。行くなって言われているの。」
長女バッタが応じる。
あら?じゃあ、ダンスは?
金曜のダンスの帰りは、末娘バッタとお友達をピックアップすることになっている。
ちょっと慌てる。
どうやら、ダンスも行かないらしい。
ええっ?じゃあ、お迎えはどうするの?
長女バッタは陸上の友達に、既に明日はママの車に乗せてあげられないと、伝えたと言う。
前から知っていたの?
慌てて、ダンスのお友達のご家庭に電話。
それこそ、ドタキャンを詫びる。
でも、それでは、明日の夜帰ってきても、バッタ達はいないのか。
それにしても、バッタ達はいつパパから連絡を受けたのか。
どうして私には一言もなかったのか。 遠慮からか?
知らされなかったのは私だけ?
突然怒り心頭に達する。
バイオリンだって、ダンスだって、陸上だって、皆ママが払っているのよ。
勝手にお休みするなんて決めないでちょうだい。
そんなことなら、もう、ママは皆のためには何もしないわよ。
熱いお風呂に入ることにする。
がたがたと地下からスーツケースを出す音がする。
勝手にすると良いのよ。
末娘バッタが、困ったような声を発する。
「ママ、私の水着、ママの部屋?」
まさか。
悪いのは子供達ではない、と頭では分かっているが、
どうにも抑えようのない、この思い。
熱いお湯に浸かっても、ちっとも消えてくれない。
ラップトップに向かっていると、
息子バッタが無言でやってきて、
がっちりと背中から抱きつく。
優しい言葉が出てこない。
こんな時、なんといってやれば良いのか。
騙された思いが拭えない。
vanitas vanitatum omnia vanitas
もう一回唱えてみようか。
vanitas vanitatum omnia vanitas
バッタ達よ、ごめんね。
でも、ママ、今日は笑顔は作れない。
明日は、早く出て行くよ。
君たちも、行ってらっしゃい。
vanitas vanitatum omnia vanitas
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