何が一番やっかいかって、彼女、自分がやっていることが良いことだって信じて疑わないことなのよね。
そう言って深いため息をつく長女バッタ。24歳にして、人生の深淵を覗いてしまったかの如く。そして、既に悟りの境地に入ろうとしている。これって凄いことじゃないか。
親の贔屓目を除いても、感心してしまう。24歳の時の私には、ここまでの英知はなかった。勇気と情熱だけを胸に秘めて生きていた。
彼女を今の彼女たらしめているのは、環境なんだろうなと思う。まったくだらしない親だったから、却って彼女にとっては学びに繋がったのだろうか。
彼女が真剣にパピーのことを考え、父親の妹、彼女にとっての叔母と長時間に渡り交渉し、説得しようと試んだこと、本当に偉いと思う。と、同時に、辛いことだけど、相手は自分が正しいと思って譲らないのだから、この先に合意とか、解決、といったものはないことを知っているだろうか。これは平行線でしかない。
誰が正論か。そんなものが問題なのではないのだから。正論が支持され、その通りに皆が納得するわけではない、それが世の常、人の常。いやはや。
さあ、108つの除夜の鐘を慎んで聴いて、煩悩を祓い、浄め、新しい年を迎えようじゃないか。
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