ブラックチョコレートの塊 1キロ
生クリーム 750ml
バター 125グラム
トンガ 5粒
心魅かれるブログ主のEmiさんから教えて頂いたレシピ
冷えて固めたクリームチョコを手に取り、掌の温かさで丸くし、
ココアをかけてトリュフを作成。
ご近所の方からお声がかかり、マルシェドノエルでの義援金活動の一助にと、
トリュフをお持ちすることに。
50粒は長女バッタが手伝ってくれ、
その後、引き受けて100粒はできたろうか。
金曜夜に、我が家で保護者会の役員による会議をし、
夜中にトリュフを完成させ、
土曜の朝は、息子バッタをサッカーの試合に送り、その後学校で改めて校長先生を迎えての役員会。
そうして、慌ててマルシェドノエルにトリュフを運び、その後、バッタ達とバイオリンの練習にMauleの森まで。
夕方は疲れた頭で一週間分の買い物にスーパーに。
あんまり深く考える時間を持たずに、いたはずなのに。。。
今学期、成績がFelicitationのマンションをもらった長女バッタ。パパとの約束でiPhoneを買ってもらえることになっていた。嬉々としてパパに電話で報告をしたが、彼はママと一緒に買い、その後、料金を請求して欲しいと告げたらしい。そうなると、毎月の契約料金をママが払う仕組みになる、と長女バッタは怒っている。パパは嘘つきだ、と。
そのことは、実は金曜の夕方の電話で知っていた。
彼らしい、と思い、溜息をつきながらも、あんなに喜んでいる長女バッタを裏切ることはできずに、バイオリンが終わったら、一緒に街まで行って購入してあげようと思っていた。
それなのに。
この週末、すぐに使えなくても良い、と長女バッタは言い切る。それじゃあ、ママに悪いよ。ママにひどいよ、と。
実のところ、それは余り大きな問題ではなかった。
彼は電話で、私にとってもっと堪えることを提案していたのだから。
日曜は、1月の全国大会のコンサートの為のオーケストラのリハがパリの北である。先週、パリにいたバッタ達を彼が車で連れてきてくれたが、どうやら酷い渋滞で閉口したらしい。バッタ達はメトロに乗るといっていたので、彼にその旨を伝えると、あんな危険な場所に子供達だけでは行かせられない、という。そして、自分でさえも、あの場所にはメトロで行くなんて考えられない、と。
なら、どうするのか。
沈黙が電話の向こうを支配する。
私に車で迎えに来て欲しいのであろう。
しかし、明日の朝はマルシェドノエルで、喫茶コーナーを担当している。
その旨伝えると、また大きな沈黙が横たわる。
あまり刺激しないようにしている。
ここでオーケストラのリハーサルなど、意味がない、などと言われたら、大喧嘩になり、お互いに言いたくないことまで言い出し、罵り合いになることは日の目を見るより明らか。
でも、この沈黙をどう扱おうか。
慌ててネットで地図を見ると、彼の住まいから、高速電車に乗れば、なんと2駅目。
とても近いので電車で送ってくれないかしら。
そう告げると、
非常に言いにくそうに、しかし、はっきりと、ラファエルを連れて行ったも良いか、と言う。オーケストラの練習も、一緒に見ても良いか、と。
ラファエル。来年の3月には5歳になるのか。いや、6歳か。バッタ達にとってのドミフレール、ステップブラザー。
アンヌがいないんだよ。この週末は僕一人で子供達の面倒を見ることになっているんだ。どうかな。
嵌められた。
別に、その子供に対して、特別な感情があるわけではない。ただ、どう言えば良いのだろう。バイオリン、音楽はバッタ達と私の空間。そこに、パパがくるだけでも、胃がおかしくなるのに、漸く、そんな心の動きがなくなったと、前回のソロのコンサートで密かに思っていたのに。。。(ズブロッカで乾杯! )
彼とアンヌ、二人の子供、そしてバッタ達。それは、それで、一個のファミリーを形成しているのであろう。それは紛れもない事実。ただ、それを目の当たりにしなくても、良いではないか。
私がその場に行かずに、終了時間に迎えに行くこともできよう。ただ、既に、他のお子さんを連れて行く約束をしていたし、ヴィオラのパートを受け持っている以上、リハーサルは必ず出ないと、私自身が困る。(セロ弾きのゴーシュ )
嵌められた。
あまり深く考えないでおこう。
ここは、ヴィヴァルディの世界に没頭しよう。
そう思っていた矢先の、長女バッタの一言。
今宵は一人。
甘やかなチョコの香りを指に感じながら、
ユーディーのCDを掛けまくろう。
あまり深く考えないでおこう。
トリュフを全部持って行ってしまったことをちょっと後悔。
そうだ、ボージョレの味見でもしよう。
そして、板チョコをまた削って、トリュフを作ろう。
幸せの香り豊かなトンガ豆をクリームにたっぷりと含ませよう。
いや、ボージョレを味見して、ゆっくりとお風呂に入って、
久々の長い睡眠をとろうか。
そう、こんなときは寝るのが一番か!
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