ふんわりとした弾力あるスポンジ生地に、爽やかな甘みのクリームがたっぷりと入ったロールケーキを作ることが夢だった。サイズを欲張るからなのか、いつもスポンジ生地は味こそ良いが薄っぺらいものになってしまっていた。クリームにしろ、ホイップが十分でなく、でろりとクリームが出てしまい、上手に巻けずにいた。そこで、チョコレート、ベリーなどデコレーションでカバーをしていた。
そんな時に、「皆さん元気ですか!チョコレート食べてますか?」の冒頭の挨拶でおなじみのショコラティエ、江口和明さんの動画が目に留まった。
”しっとりロール”の本当に崩れないプロの巻き方!!ロール専用のクリームと合わせて公開します”
江口さんは本当に丁寧に細かく作り方を説明してくれるだけでなく、論理的な解説を施してくれるので、彼のレシピ動画は非常に勉強になる。成程そうなのか、と納得しながらなので、実際に自分で作る時に覚えていることも嬉しい。ショコラティエなので、レシピのどこかにチョコレートが入ることがミソなのだが、このしっとりロールの部分はチョコレート無し。卵白を撹拌する前に必要な砂糖をいっぺんに入れてから、メレンゲを作ることにどうやら鍵が隠されている気がする。それと、最後に混ぜる牛乳も、やや温めてからといった正にプロならではのきめ細かさ。
早速挑戦してみる。クリームはホワイトチョコレートと蜂蜜で風味をつけたもの。こちらの方が正直思ったようにホイップできず、かなり自己流になってしまった。
それよりも、スポンジ生地。しっかりと硬く泡立てたメレンゲの一部を卵黄に混ぜ、今度はそれをメレンゲに入れてしっかりと混ぜ合わせる。篩った小麦粉をいっぺんにいれて、これもしっかりと混ぜ合わせる。硬く泡立てたメレンゲは、ちっとも泡が潰れることなく、しっかりと生地は混ざっていく。最後に温めた牛乳を入れるのだが、これもメレンゲ生地の一部を牛乳に入れてとろりとさせたものを、メレンゲに入れてしっかりと混ぜ合わせる。
200℃で予熱したオーブンを180℃に下げて、バットに入れた生地を15分焼く。
驚くほどきれいな焦げ色がつき、スポンジも弾力性あるものが焼き上がった。大成功。
作り方の詳細、そして巻き方のコツは是非江口さんの動画をご覧あれ!その通りに実行すれば、確実に感動のスポンジが焼けること請け負おう。
くるりと巻き上がったロールケーキに、飾りなど必要なくも思えたが、せっかくなので苺とフランボワーズを添える。甘酸っぱい香りに誘われてトンカが鼻をひくひくさせて興味津々にしている。
ついつい、真っ赤な苺を一つ、お手をしたトンカの口元に差し出してしまった。ちゃんと味わっているように思えたのも一瞬、ぐぐっと飲み込んでしまって、また嬉しそうにもう一つおねだりする。もうちょっと味わって欲しいところだけど、本当のところはどうなのだろうか。庭で雑草やら胡桃を食べているのだから、苺の一つ大丈夫だろうとは思うが、美味しいと思っているのだろうか。
一方、バッタ達は皆、今回のシンプルなロールケーキを絶賛してくれた。一切れ、真向いのマダムに差し入れしたことは言うまでもない。にんまり。江口さん、ありがとうございます。
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