早朝の散歩に出る頃には、東の空が明るくなってきている。漸く朝らしい朝が迎えられる季節に突入したと喜んでいるのも束の間、10日後には夏時間に切り替えられてしまう。従って、日本との時差は一時間短縮されるが、相変わらず真っ暗な朝を暫く迎えることになる。
この時期にしては冷え込んでいて、手袋の中でも手がかじかんでいるのが分かる。大地は霜で真っ白となっていて、南の空には極薄の大根の半月切りのような月が光っている。それでも鳥たちは春の訪れが嬉しいのか、姿こそ見えないが、まだ薄暗い中でもにぎやかに囀っていて、楽しい一日となる予兆をもたらしてくれている。
鉢植えであっても、季節の巡りは分かるのだろうか。我が家の胡蝶蘭の三つの株が、それぞれに薄紫、純白、ピンクと花をつけていて、その気高さ、絢爛さに魅入ってしまう。
春は来ぬ、か。
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