2023年3月12日日曜日

妖怪小豆研ぎ再び降臨







最近、友人たちの間でちょっとした手作り餡ブームになっていて、粒餡を作りました、とか、今小豆を鍋に入れたところだけど、お砂糖はどんな割合で入れるのかしら、とか、写真入りメッセージが飛び交っている。お上品なこし餡より粒餡よ、という声があるかと思えば、サラダ用として販売している瓶入り煮豆をミキサーで練って、漉し餡を作る裏技を教えてくれる人もいる。


今回ちょっと驚いたこととして、こし餡を作る際に、仲間全員がミキサーを利用していること、水に晒す過程は省いていることだった。水に晒すと味が薄くなるとのことだったが、へえっと感心してしまった。今度味比べをしよう、と言ったら、すごく嫌がられてしまったので、本当のところは分からない。手間暇掛けずに、美味しい餡が出来るのであれば、それにこしたことはないではないか。


本格的和菓子は専門家に任せて、我が家ではちゃちゃちゃっと、なんちゃって和菓子を作って楽しむ、というのも一理あろう。一方で、本格的な和菓子を作ってみたいとの欲求を満たすことはできない。なんちゃって和菓子を作りたいのではなく、本格的な味を作りあげる過程を知り、その味にできるだけ近づきたい、と思うのだから仕方ない。


美味しい粒餡を作りたい、との思いがむくむくと湧いてきてしまった。丁度戸棚には小豆が袋の半分ぐらい残って眠っている。一袋500グラムだから、250グラム程度あるということか。


以前レシピを見比べて、これだ、と思った和菓子屋職人のレシピを改めてノートに書き写し、じっくりと読み直す。よし、これでいこう。


しゃき、しゃき、しゃき。小気味よい音がキッチンに響く。


小豆研ぎましょか、それとも、人取って食いましょか しゃき、しゃき、しゃき



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