我が家のバッタ達も御多分に漏れず、環境への関心たるや凄いものがある。最近の若者たちは挙ってこの分野での活躍を夢見ている。生物学、エネルギー産業、気候分野、運輸分野など様々な観点から環境問題に取り組もうと、とにかく猫も杓子も環境、環境。
何せ2050年までにカーボンニュートラルを達成することが、エネルギー・環境政策の大きな柱として位置付けられているフランス。子供たちも学校で環境をテーマとした授業がばっちりと組み込まれており、幼い時から環境コンシャスな人間になっていく。
電気自動車やハイブリッド車を新規購入すると環境報奨金がついてくる世の中。同時に、昔はもてはやされたディーゼル車や旧型モデルは嫌われ者に。すべての車両は、車両の種類、登録年、排出ガス量によって、6段階に分けられ、ステッカーを車両のフロントガラスに貼ることが義務化されている。排ガスレベル認定シール、« Certificat qualité de l’air » 縮めて « Crit’Air » 。
これまで大気汚染の状況によってはパリ市内を走行する際に、ナンバープレートの偶数、奇数で交通規制されたものだったが、最近はこの6段階の « Crit’Air » で規制される。
« Crit’Air » シールを貼っていないと罰金を科されると知り、慌てて « Crit’Air » なるものを取得しようと試みる。とはいえ、通常は忘れてしまっているし、思い出す時は車でパリに乗り入れた時。長女バッタが一度手掛けてくれたが、何せ車で移動中だったので、車酔いをするからと半端になってしまっていた。
そこで先日、パリに移動中の友人の車の中で« Crit’Air » なるものを検索。我が愛車のせめてクラス分けでも知ろうとサーフする。
それがいけなかったのだろう。あれよあれよと連れ込まれ、ナンバープレートの番号を書き込まされ、気が付いたらクレジットカードの番号を入れていた。
1時間後に« Crit’Air » 3の承認証がメールで送られてきた。そこに添付されていた請求書を見て愕然。なんだか、手続き費用やら、郵送代やらで50ユーロは軽く越えてしまうらしい。義務化なのだから、こんな高額を取るなんてなんだかおかしいなとは思うものの、罰金が科されるので一刻も早く手続きをするようにとのメッセージを読むと、それはそうだなと思ってしまう。
定期的な車検だってそこそこお金がかかる。そんなもんか、と田舎者の信じてしまった。
それでもなんだかおかしな気がしたので、改めて我が家にもどりpcで « Crit’Air » を検索すると、費用は4€にも満たないので、それ以上を請求するサービスには注意しましょうとのメッセージが目に入り、もんどり打って倒れてしまった。
嗚呼、泣け!!!
arnaquer あーなけ
Je me suis fait arnaquée !!! まんまと騙されてしまった!!!
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