ごろごろとマロニエの実が通りに散らばっている季節になってきた。黄緑色のとげとげの外殻がぱっくりと割れた中に、艶やかなこげ茶色の実がひっそりと潜んでいる様子に、思わずしゃがみ込み、手に取ってしまう。
早朝散歩の暗闇の中で、とげとげの外殻を踏んでしまったトンカは、大袈裟に跳び上がって驚き、トンカ以上に私を驚かせたものだった。
この季節になると、幼い時のバッタ達のポケットは、マロニエは勿論、ドングリ、胡桃、ヘーゼルナッツと、様々な実でふっくらと膨らんでいたものだった。何を隠そう私自身、今でもついつい艶やかな実や美しい形の実をポケットにしまってしまう習性がある。
だから、トンカのほっぺの片側がぷっくらと膨らんでいるのを見た時、思わず納得してしまった。だって、トンカには大切な実をしまっておくポケットがないのだから。
トンカはきっと、栗が好きだろうな。もう少ししたら、栗林に行こうね。
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