夕暮れ時に森を散歩していると、薄暗い森の中のところどころにスポットライトが当たっていて、まるで映画の一シーンのように感じることがある。
枯れ葉の絨毯が、その部分だけ切り取られたように輝きを放っていて、その様は神々しいまで。スポットライトの形は丸い時もあれば、楕円やいびつの時もあり、一筋の光線となって走っていることもある。時には、枝葉のほんの一部が、燃えるように輝いていることもある。
その中をトンカが走り抜けると、トンカの胡桃色の毛がスポットライトを浴びて、正に黄金に輝く。そんな時、トンカにゴールデンの血が流れていることを改めて認識させられる。
スポットライトを浴びた瞬間、草木、花や実、そして枯れ葉までもが生き生きと我が役割を演じ切るのだから大したものである。スポットライトは気まぐれで、いつ当てられるのか、その時にならないと分からないのだから。
なんだか人生と同じではないか、と、悟りの様な不思議な思いに捕らわれながら、どんどんと暗くなる森を後にする。
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