時々無性にケーキを焼きたくなる。最近は全てジョージオーウェルの世界で、YouTubeにしろTwitterにしろFBにしろInstagramにしろ、とにかく、私好みの記事、動画、情報がアップされてくる。そのお陰で新たに知りえた素晴らしいサイトもあるし、人物もいることは確か。それでも、個人的な嗜好を全て把握されてしまうというのも、恐ろしい。
それでも、ついつい興味のある動画だと見入ってしまう。その中でプロの料理人がレシピを公開し、丁寧にコツを教示し、作り方を披露してくれるものがあり、今それに夢中になっている。幾つか試してみたが、確かに、メレンゲは硬くしっかりと角がたつようになったし、焼いたケーキも弾力性があり、しっとりと美味しい。
されど、意外に息子バッタからは、いつものバナナシフォンケーキが食べたい、と言われ、長女バッタからは、ママのあのガトーショコラに勝るものはない、と言われてしまう。そういうものなのだろうか。
そうなると、やはり、以前のレシピで作ってみたくなるもの。
そこで、トンカ豆を使い、長女バッタが称賛してくれた「ママのあのガトーショコラ」を作ることにする。ノートに記したレシピを見てみると、栗の粉を使っていたことが判明。残念なことに、今は切らしているので代替品として米粉にする。実は蕎麦粉で作ってみようかとも思うが、踏み切れずに今回は米粉にしてしまった。
バターにキビ砂糖を入れポマード状にし、卵を丁寧に混ぜ。ふるった米粉と削ったトンカの粉を入れ、最後に溶かしたチョコレートを混ぜる。それだけ。こんがりとした焼き上がりを楽しむために、型はシリコンやガラスは避ける。
チョコレートとトンカの得も言われぬ香りがキッチンを満たし始め、オーブンの中では生地がふっくらと膨らみ、こんがりと焼き色がつき始めている。
翌日、ナイフをあててみると、さっくりと心地よい感触で切れ味抜群。キッチンが幸せの香りで包まれていることに、酔いしれながら珈琲を淹れる。
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