熱い鼻息を膝に感じながら、ずっしりとしてきた重みを愛しく思う。人間の赤ちゃんと一緒で、寝ている時は正体不明。手を持ちあげられようが、足を引っ張られようが、一向に我関せずで寝入っている。この際、耳も引っ張ってしまう。
トンカの存在は、会う前から既に心の一部を占めてしまっていたが、だからといって他の存在の占める大きさが少なくなるわけではない。これは子供の存在と一緒。その秘密を悟った時の歓喜といったら!
だからということでもないが、このところサムのことを思う。幼い時に飼っていたコリー犬のサム。長い鼻を上手に使って、ガラス窓を開けてリビングに入ってしまう利口者。車で出かける時には、塀に飛び上がって見送ってくれる。ヨーグルトが大好きで、車が苦手。散歩が大好きで、ブラッシングが苦手。甘えん坊のサム。いつだって、耳をぺたんとして喜んで迎えてくれた。
それでも、いつだって一緒だったわけではない。都合の良い時にだけ、散歩をし、おやつのヨーグルトのお裾分けをし、嫌がるブラッシングをした。なんて我儘な、一方的な接し方だったんだろう。
トンカへの愛が深まる度に、サムへの愛も深まる。
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