今年最後の蕾かな、そう思いながらいまだに庭で咲き誇る薔薇たち。例年になく穏やかな日が続くことが大いに影響しているのだろう。それでも朝の7時になっても東の空は暗闇に包まれていて、夕方の5時になろうものなら、空に星が瞬き始める。
人間とはかくも愚かなものかな。わずらわしいと思っていたものがなくなると、それを懐かしむ、いや、かえって欲する気持ちが湧いてしまうことがある。
所詮気持ちなど山の天気のように目まぐるしく変わるもの。
こんな時は、芳しい薔薇の香りをせめて楽しもうではないか。この香りこそは確かなものなのだから。
いや、待て。香りを楽しむとすることこそ、主観的なことこの上ない。
笑止。誰がこの高貴な甘やかな香りに惹かれないものがいようか。
秋の名残りを楽しもうではないか。
👇 拍手機能を加えました。出来ましたら、拍手やクリックで応援いただけますと、とても嬉しいです。コメントを残していただけますと、飛び上がって喜び、お返事いたします。
にほんブログ村
↑ クリックして応援していただけると嬉しいです
皆さんからのコメント楽しみにしています
0 件のコメント:
コメントを投稿