2021年6月23日水曜日

自然界の掟

 






今年は家庭菜園でカボチャを育てようと思っていた。以前、近所の庭でごろごろと大きなカボチャが実っている様子を見て、ひどく羨ましく感じたもの。調べると、意外に手はかからず、放っておいても、着々と育ってくれるらしい。


園芸センターに行く長女バッタに、カボチャの苗を買ってきて欲しい旨伝えたのは一月前。苗だと思っていたのに、種の袋を見せられ、はぐらかされた思いがしたが、昨年ズッキーニを育てた末娘バッタによると、ズッキーニも種から育てたと言う。


ヨーグルトの入れ物を6つ用意し、そこに種を5つ、植える。袋を開けて、こんなことなら、いつものカボチャの種を乾燥させるだけで良く、買う必要なんてなかったということに、今更ながら気が付く。


残った一つには、アプリコットを食べていた息子バッタが、ぽいと投げた種を入れておく。


一週間後には3つ程可愛い芽が出てきて、双葉になり、すくすくと大きくなってきているので、早速土に植えてしまった。


もう少し育ててからの方が良かったかもしれないと思いつつ、今朝様子を見てみると、なんと!可愛い双葉を親指大の茶色いナメクジ君と小さなひょろひょろのカタツムリさんが、むしゃむしゃ食べている最中。嗚呼。既に一つは姿形も見当たらない。


生存競争の厳しさよ。


残った一つが上手く成長してくれることを祈るばかり。


残っていた3つのヨーグルトの入れ物からは、一つ双葉が出てきている。これを大切に育てよう。


毎日庭に遊びに来る鳩さん、マグパイ君、キツツキさん。美味しいふっくらとしたナメクジ君がたくさんいるので、よろしくね。



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