このところ、雨が降ると雨漏りが酷い。大雨になりそうだと慌てて桶やボールを持って怪しい箇所に置いておく。しかし、そんなものでは収まらなくなってしまっていることに気が付いたのは先日。
掃除機を掛けようと子供部屋に入り、戸棚の奥を覗いて啞然。水浸し。大急ぎでタオルで拭き取るが、これはあまりに酷い。以前、藤が雨どいを絡みとってしまい、泣く泣く藤を伐ったことがあったが、遂に雨どいが壊れてしまったのか。遠くから見ても良く分からないので、思い切って専門業者に診てもらおうと決心する。
決心なんていうと、大袈裟ながら、本当に決心。水漏れで何度バカ高いお金を払わされて泣いたか。何も知らないからと足元見られ、大金吹っ掛けられ、困っているので泣く泣く払い、冷静になって考えると酷く後悔し、落ち込む。その繰り返し。流石にちょっとした水漏れぐらいだと自分で直すようにはなったが、いやはや。
実は何度か屋根を修理しますよと訪問を受けた。その度に、親切な真向いのマダムが「ダメよ。詐欺よ。」と手で合図を送ってくる。そう、何度騙されたか。木を伐りますと言っては、大金を吹っ掛けられ、壁を掃除しますよと言っては、大金を吹っ掛けられ。
しかし、外から見て、屋根に問題があるから、声を掛けてきたのだろう。嗚呼、もっと早くに対処するべきだった。子供部屋の床は、引っ越した時に唯一投資した綺麗な板のフローリング。それが今や水を吸って膨らんでしまっている。壁もごびごびに痛み始めている。
もちろん、マダムに非はない。
早々と専門業者を調べ、数社に見積もりを出してもらえばよかった。
ところが、これも関門。どの業者が信頼できるかなんて、分かるはずがない。
不動産を購入しては、改装し、貸している知り合いの知り合いに相談し、信頼できる業者を紹介してもらうことにした。ところが連絡して一週間後に〇〇さんの知り合いだから見積もりだけは出しても良いけど、時間がないから何もできない、と無碍なく断りの電話が入る。
仕方なく、サイトで検索。数社に連絡をすると、一社がすぐに対応してくれたが、不思議なことに午後二時半にくるというものの、一向に現れない。その後連絡するが返事なし。一体どうなっているのか。
漸く、今朝、9時半、時間通りに別の業者が来てくれた。
最初は40万円といわれ、息をのんで、そんな予算はないわ、と言うと、マダムが困っているから26万円にすると言われ、それもそれで悩ましい。こういう仕事は価格なんてあってないようなものなのだろう。
しかし、子供部屋の屋根は3枚も瓦が飛んでしまってないと言われる。だから雨漏りなのか!嗚呼っ!他の業者は来るといって来ないし、比較のしようがない。
ひょっとしたら、業者同士で談合し、来ると言って来ないことで困り果てさせ、次の業者を大喜びで歓迎するように仕向けているのではないか、とまで思ってしまう。
よかったらブラックでやるよと言われ(消費税なし)、それもどうかな、と。この場合の税率は10%。ただし、ちゃんとした請求書がないと、何かあった時に後で抗議できないので、屋根の修理のような場合は下手なことはしなほうが賢明だろう。
やれやれ。天気予報によれば、ここ数日は雷雨続き。お天気まで業者とぐるなのか。
いやいや、とんでもない。自業自得。見積もりが届いたら、早速サインをし、正式に発注せねば。
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