卯の花の 匂う垣根に
時鳥 早も来鳴きて
忍音もらす 夏は来ぬ
卯の花。卯月(旧暦4月)に花が咲くから卯の花。正式な植物名はウツギ。なんとも切ない程に甘い香り。枝に星屑のように純白の花が散りばめられて咲くので、早朝など、しっとりとした空気に甘い香りが立ち込めて、枝の下でしばらく時間が経つのも忘れてぼんやりとしてしまう程。
「夏は来ぬ」の歌詞を思わず口ずさんでしまう。ところが、不思議なことに「卯の花の匂い」と検索すると、ウツギの花は香りがしない、といった文章が散見する。我が家のウツギの花は八重なので、種類が違うのだろうか。
歌詞にある「卯の花の匂う」とは、香りが匂い立つほどに枝に沢山の花が咲き誇っている様を表しているとも言えなくはないが、どうも釈然としない。だって、我が家の「卯の花」は、こんなにも切ない程に甘やかに香り立っているのだから。
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