暗黒の世界が群青色に変わり始める時こそ好きなものはない。
清少納言は春はあけぼのとしたが、春夏秋冬、どの季節もあけぼのに勝るものはあるまい。
よく「白々と明ける」、と言われるし、正に清少納言も「白くなりゆく山際」としている。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
濃紺な空が次第に透明感を持ち始め、紺色となり、瑠璃色に変わり、次第に杜若色と変化し、群青色になっていく。そして東の空に目を移せば、空の端が深く鮮やかな紅色。
いつまででも見飽きない空のパフォーマンスながら、一瞬のこと。太陽がかっきりと昇ると、いつもの日常が始まる。おはよう!
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