さて、次は関西風、道明寺桜餅を作ろう。
一晩水に漬けておいた糯米を30分は水切りし、布巾に包んで麵棒で叩いて細かくする。それを蒸気の上がる蒸し器に入れて蒸す。その間に桃色のシロップを作っておき、塩漬け大葉も準備する。
さて、そろそろお米が蒸した頃だろうか。プロは決して所要時間を記さない。コメの粒の大きさ、新米か古米か、産地、種類、そして鍋の火加減など、いろんな要因が複雑に絡まって、その時その時で糯米を蒸す時の所要時間は変動する。それは分かっているが、目安というものが必要ではないか。
湯気がもうもうと出ていると蓋を開け、お米を取り出してみるが、どうも未だ硬いようである。それを何回か繰り返す。本当に未だなのかと、焦ってくる。別のレシピで見てみると、蒸し時間は15分程度らしい。もう20分は蒸している。よっしゃ、シロップに漬けてしまおう。
薄桃色に染まったお米を少し放置し蒸らしておいたが、ちょっと硬い感じがする。こんな時に便利な電子レンジで少々加熱。それを8等分。量を間違えたのではないかと思うほど僅かな量に戸惑うが、潰すしかあるまいとサランラップで薄く延ばす。そこに予め準備していた漉し餡の玉を入れ、これまたサランラップを使って丸く整える。思った以上にうまくいき、ほっとする。
どうも大葉が小さすぎたようだが、そこはプレゼンテーション次第。うまくカバーしよう。しかし、なんだか大葉がしんなりとして、いかにも「菜っ葉」のようになってしまい、何かが違うと思ってしまう。ただ、ここまできたら、後は最後まで作るのみ。揃えてみれば、なかなかどうして、上品に出来上がったではないか。
今回もまた、我が子の晴れ舞台に付き添う親の心境。さあ、いかがでしょう。
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