うっかりしていた。
初めて見た顔だと思ったし、ちょっと若いなとも思ったが、とりあえず「ヒレは残しておいてください」と伝えていた。いや、伝えていたつもりだった。
我が家に戻って、さあ塩を振ろうかと出した時には、背鰭、臀鰭、胸鰭、腹鰭はもちろん、尾鰭までチョンと切られてしまっていた。なんと間抜けな姿。いや、可哀想なことをしてしまった。
鱗を改めて綺麗に取り、お腹をしっかりと洗って水気を拭き取り、たっぷりと塩を振る。しばらくして、水分を拭き取って、刻んだ生姜をお腹に詰め、切り込みを入れ、昆布がないのでマッシュルームを皿に敷き、その上に載せ、フライパンで蒸すこと15分程度。
始めこそ滑稽な姿になってしまったと思ったが、身はふっくらと蒸上がり、脂が乗っていて、結構なお味に。なかなかの一品。鯛様様。やはり腐っても鯛。ヒレがなくても鯛!最高!
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