一晩中ずっと雨音がしていた。
リラ冷えとは良く言ったもので、このところ寒さが逆戻りし、暖房をつけている。この雨でせっかく咲き始めたリラの花はぺっしょりとしてしまうだろうか。庭の一部だけで終わってしまっている芝刈りの続きをする予定なのに、雨でぐっしょりとした芝(ほぼ雑草ではあるが)を刈るのは、力がいるし、刈り取った草も重みを増す。
そんなことを考えながら、またいつしか眠ってしまったのだろう。朝起きてみると雨はすっかり上がっていた。
リラは水気を含んで、この上なくしっとりと甘やかな香気を放っていたし、菖蒲の青紫の花びらの上で雨の雫が朝日に輝いていた。
リラの花が大好きな近所に住む友人に、純白と薄ピンクと濃紫色のブーケを届けに行こう。彼女の嬉しそうな笑顔が目に浮かび、こちらまで嬉しくなってしまう。
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