2016年9月4日日曜日

カラマンシーの国から







郵便事情がすごく悪いのよ、着かないかもしれないけれど、といって、マニラの友人が、私の忘れ物を二週間前に郵送してくれていた。忘れ物は紫のタンクトップ。末娘バッタのものを勝手に失敬して着て行ったものだった。

書留郵便にしてくれたらしく、追跡番号の連絡がある。
フィリピンの郵便局サイトで検索してみると、

Your tracking info was not found, Possible reasons:
1: The carrier hasn't accepted your package yet.
2: The carrier hasn't scanned and entered your package tracking information into their system yet.
3: Your tracking number is incorrect or invalid.
4: Your tracking number has expired and removed from carrier's system.

おっと。
どうやら受付が終わっていないらしい。マニラの友人は、全部の『reasons(言い訳)』がありがち、と笑ってコメント。

それから二日ぐらいは面白半分確認していたが、いつも同じメッセージが出るので、半ば諦めてしまっていた。届くものは届く。届かなくても、どこかで誰かに着てもらえれば、紫のタンクトップも嬉しい人生と言えるのでは、などと思っていた。

それが、思いがけず、ちゃんと郵便受けに入っていた。

封筒を手にした瞬間、色々な思い出が波のように押し寄せてくる。





冷房の効いた部屋から外に出ると、むっとした暑さと湿気が一遍に襲ってくる瞬間、久々に身体中の肌の細胞が活性化され、身体の奥底からエネルギーが湧いてくる、あの特殊な感覚。


トライシクルに揺られながら、茹だるような暑さと、うるさいエンジン音と振動で、いつの間にか眠気に襲われる心地良さ。



延々と続くかのように思われた炎天下での散歩。ガイドブックに書いてあった土産物屋を探して歩いた時、友人の顔から流れていた滝の様な汗。


散歩の途中で見つけた、目を見張るような真っ赤なブーゲンビリアと、その脇で甘い香りを放つクリーム色のプルメリア。




フィリピン料理の真髄を語っていると思われる料理本を買いたいと言う私のわがままを聞き、土砂降りの中走り回る友人の背。



そして、椰子の木のジャングルの中をうねる緑の大河。


カラマンシーの濃厚な緑、小さなオレンジ色の果実、黄緑色の大きな種、そして爽やかな香りがいつまでも心に響く。







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