2021年4月22日木曜日

野鳥天国





 



我が家の自然豊かといおうか、荒れ放題といおうか、植物たちが好き勝手にのびのびとしている庭には、猫たちが遊びに来るし、鳥も朝からにぎやか。


遊びに来る鳥たちを見ていると、不思議なことに仲間同士でやってくることが多い。一人ですまして立ち寄る鳥はコマドリことロビン。喉が赤いので、こちらではルージュゴージュ。言葉通り「赤い喉」と呼ばれている。


朝早くから白黒の羽を大げさに広げて遊びに来るのはおしゃべりなピイことカササギ。二羽で遊んでいることが多い。


鳩なんかも、数羽で随分と太っちょな体躯をえっちらおっちら動かしながら庭を歩いている。細っこいリラの枝に乗った日には折れないものかと心配するが、思っている以上にリラの枝はしなやかで、これまでずっこけた様子を見たことはない。


綺麗どころでは、シジュウカラ、カケスなんかも、遊びに来てくれる。黄色い嘴が愛らしいツグミもよく来て松の木の高いところで歌っている。小さくて動きが速い鳥たちは、誰が誰だかちょっと分からない。


ある時、ぼんやり外を見ていたところ、松の枝に遊びに来ている鳥のあまりに美しいその姿に驚嘆し、嬉しくて打ち震えたことがある。キツツキ。羽衣は緑、頭にはトサカと思わせるような立派な真っ赤な羽毛が立っている。そして、枝を両脚そろえてぽんぽん飛ぶ。なんて優雅な立ち居振る舞い。恋とは突然に落ちるもの。時々しか訪れないので、一層愛しさが増す。


そのうち庭のさくらんぼが膨らみ始めたら、ピイがにぎやかに教えてくれるだろう。


おっ。今松の枝にミソサザイが。なんだか今日もにぎやかな日になりそう。クッカバラとしては嬉しい限り。





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