2012年3月26日月曜日

モノトーンの世界が一瞬にして春に



本気になって心配し、
ありとあらゆる方法を使って解決しようと努力し、
それでも、笛吹けど踊らず、ではないが、
仲間がついてこない焦りに週末は苦しむ。

それでも、夜中まで仲間を鼓舞し、連絡しあい、
されど、鍵を握る七人のサムライの長からは音沙汰一つない。

やるせない思いをし、
仕方ない、約束の期限通りにことが進まないこともある、
所詮、素人集団の悲しさよ、と、
眠れぬ夜を過ごした翌朝。

サムライの長からメールが入る。

「パニックの必要なし」
そして、
延々と論理建てた遅延の背景を説明され、
時間をじっくり掛けることも時には重要であると諭され、
挙句の果てには、
勝手に動き回るな、と戒めの言葉で締めくくられている。

そこまで言われた日には、火山が噴火。

「約束を守らないなぞ、サムライとして有るまじき行為。
サムライなぞではない。」

7人全員に送りつけてやる。

憤懣やるかたない。
一体、何様だと思っているのか。
こちらは、先方から土日にかけ自宅にまで電話をもらっている。
その度に、申し訳ないです、今、取り掛かっています、と返事をしている。
別に、こそこそと先方に勝手に連絡したわけではない。
それなのに、週末に勝手に連絡するな?
連絡するにしても、「長」がすべきである?
だから、毎回連絡があるたびに電話を入れたのだろうが。

余りに怒り心頭に達し、
何度も意味が分からない、釈然としない、と
ガンガンとメールを書いてしまう。

そうして、
ふと、頭を持ち上げる。

ちょっと、席を立って、歩いてみる。

一体、何をそんなに怒っているのか。
こんなことで仲違いしても仕方がないであろう。
彼の話も一理ある。
先方から連絡を受けた時点で、「長」に直接連絡して欲しいと告げれば良かったのか。

そうして、
「悪かった、
先方から先週の水曜から毎日電話攻勢に合い、対応に困り果てていた、
一言も優しい言葉もなく、割に合わないと思ってしまっただけ。
感情的になって申し訳ない。」
そう、メールを書き送る。

暫くたって、返事が来る。

「週末は忙しく、確かに、現状報告ができていなくて悪かった。
先方から君に電話が数度あったことは見落としていた。すまない。
君をなじるように言ってしまったね。悪かった。」

そうして、kissでサインオフ。

モノトーンの世界が一瞬にして春になる。
 


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