2013年2月18日月曜日

ウェルカムバック




このところ、ちっとも連絡がつかない。
一方的に連絡をすることに慣れてきてはいるが、
ここぞ、という時には、
いつだってメールが入ってきていた。

まさか、子供達からインフルエンザ拾った?

そう書き送ってやると、
ビンゴ。
その日のお昼に、
「まさにその通り。金曜から機能不全。」

そうだったのか。
「グッドニュース。つまり、来週の土曜は全快ね!」
そう書いて送る。

先日送ってある、手直しした土曜の会議のプレゼン資料を、
返事はないだろうと思いつつも、
もう一度送る。

問題あれば、一言欲しい、と。

それから、何の反応もないので、
金曜になって、
土曜は来るのか、無理ならその旨、SMSが欲しい、とメールを送る。

金曜、まる一日、携帯に彼からのSMSの受信はない。
別件のイベントを終え、夜中に帰宅し、
溜息つきつつ、ネットに接続するも、特に、こちらにも返事はない。

変に納得する。
彼らしい。
つまり、会議のプレゼン資料に問題がないから、連絡がないのであって、
そして、
明日の土曜には会議に出ることができるから、特に連絡がないのであろう。
笑いが込み上げるが、
同時に、どっと疲れを感じる。

一体、なんだと思っているんだろう。

最悪、彼が来ないときには、代わりに私が仏語で発表か。
まあ、それも経験。
そう思って、少なくなりつつある睡眠時間を少しでも多く取ろうと寝入ってしまう。

翌朝。
目覚ましに起こされ、
慌てて準備をし、
「ママ、どこに行くの?」 「聞いていないよ。」
というバッタ達の声に、カレンダーを見てよ、ちゃんと書いてあるわよ、バイオリンの準備しておいてね、と言い置いて、いざ出陣。

目の前の通りに見覚えのある黄緑の車が止まっている。
ほー。感心。一番乗りね。

プロジェクターにPCの入った鞄を抱え、
早足で会場のある建物に赴く。
開き戸を押して、会場への階段を下りようとすると、
ちょうど上がって来る彼に出会う。

あらっ!
声を掛けたのと同時に、
髪の毛ごとがっしりと抱きつかれ、頬にビズ。

プロジェクターとPCの入った鞄を両手に携えていたことを
感謝すべきか、
恨めしく思うべきか。

かくして、すっかり彼のペース。
「プレゼン資料見てくれた?」
「完璧だよ。」
「じゃあ、なんでそう言ってくれなかったの?」
「いや、ごめん。何を言っても言い訳にしかならない。ごめんよ。」

きっと、手直ししたいところがあったに違いない。
そうこうして、時間が経ってしまったといったことろが、本音か。
まあ、そんなことは、今更どうでもいいか。

彼の腕をばんばんと叩きながら、笑いが止まらない。
ウェルカムバック。
待っていた。



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