2014年7月20日日曜日

バッタ達の置き土産



毎年のことながら、バッタ達がいなくなってしまう夏が今年もめぐってくる。夜遅く、もぬけの殻となった我が家に戻ると、あれだけ散らかっていたサロンがすっきりとしていて、洗濯物も片付いている。どうやら掃除機まで掛けて行ったらしい。

バッタ達の成長に目を見張る。

さて、とPCを立ち上げるとピンクのポストイット。
ネコのイラストにメッセージ。末娘バッタの手によるものと思われる。
『There is a mushroom there, on the corner of this door !→』
おいおい、『on the corner』じゃなくて、『at the corner』でしょ。
と思いながらも、ぎょっとする。何だって?きのこ?

慌ててドアの隅を見ると、確かに何やら黒い粉が撒き散らされている。その発信源と思われる白い細長い物体も発見。まさか。本当にキノコぉ???

タイミング良く長女バッタからSMS。あれはいったい何なの?と問いただせば、どうやら息子バッタが第一発見者。気持ち悪いよね、とコメントが来たので、長女バッタが置いて行った大切なドゥドゥでキノコ退治する旨伝える。冗談やめてよ、との返事。怖いよ、と。「怖いのはママも一緒。なんでママに始末させるのよ。」と書くと返事なし。

実際、キノコなんて怖くはない。家の中に細長い白いキノコがヒョロリと生え、そこから真っ黒な胞子を飛ばしてたなんて、気味悪いけど、そんなもん、つまんでポイ。でも、ママに始末させようなんて思って、残して置いていった根性が気に食わん、と思ってしまう。勿論、息子バッタにかかれば、現場検証の為に、手を付けずにそっとしておいた、なんて反論するんだろうけど。

大きくなったようで、まだまだ子供なのよね。

それでも、来年には巣立っていくであろう長女バッタのことを思い、胸がチクリとする。
煤が撒き散らされたように真っ黒になった床を拭き取って、エノキの様な細長いキノコを始末する。




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