2015年10月18日日曜日

鶏胸肉と人参のビーフン







二週間の旅行に出る息子バッタ。
シャイな彼には珍しく、自分からスピーチコンテストに出場し、入賞。その副賞がなんと二週間の中国旅行。うまいことに長女バッタの留学先にも立ち寄る旅程となっていた。

出発は土曜の午後。その当日の朝から一緒に買い物。前の週末はパパのところなので、旅行の準備もできなかったと言えばそうなのだが、パパと一緒に買い物に行って、準備してもよさそうなもの。まあ、うるさいことは言うまい。

旅先で必要な歯ブラシ、歯磨き粉、デオドラント、シャンプー、整髪剤、下着、ビスケット。お世話になるご家庭へのプレゼント。リストは尽きない。

ところが、スーパーの入り口でパパから彼に電話。まあ、旅に出る息子に一言なのか、と思っていたが、どうやら学校の話をしているらしい。これが長電話。こちらは、一緒にいながら、リストの商品を探し、声を出さずに、電話の相手を気遣っている。バカバカしくなってくる。さっさと必要なものをカートに入れる。

パパとの電話が終わるころ、リストの品物も全てカートに入る。

と、ソシソンを買わなきゃ、と息子バッタ。
長女バッタから、フランスから持ってきて欲しいと、言われたらしい。なるべく細いものをご所望とか。笑ってしまう。そう言えば、彼女が北京に発つ前の日の壮行会の夕食は、カレーを所望された。


我が家に帰ってきて、せっかくだからと、あれもこれもと長女バッタ用に袋に入れて息子バッタに渡すと、溜息が返ってくる。

つい大声を出してしまう。

そもそも、スーツケース二つOKなのである。一つは遠くに一人でいる長女バッタの為に持って行くぐらいの優しい気持ちはないのか。末娘バッタがいそいそと長女バッタに言われた靴やら洋服を準備していると、そんなもの持っていけないと大騒ぎしていた息子バッタ。全く情けない。

だいたい、ママと買い物にいっている間中ずうっとパパと携帯で話をしているなんて、そんな失礼なことをする馬鹿とは、もう一緒に買い物もしたくない、空港にも連れて行かない、何もしてあげない、と啖呵を切る。


暫く、写真の整理をしていると、掃除機の音が聞こえてくる。息子バッタ。洗濯物を片付け、机の上を綺麗にし、掃除機をかけているらしい。

そう言えば、この間はビーフンを夕食に作ってくれていたっけ。綺麗にスライスされた人参と赤いトマト。ぶつぶつ切りの鶏の胸肉。今度は、そぎ切りを教えてあげなきゃ、と思う。彼のラーメン以外の最初の手作りの一品がビーフンであったことに、感慨を覚える。


さあ、もうお昼。彼の出発前に、何か作らないと。
深まる秋の日差しがゆるやかにキッチンに差し込み始める。







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