2017年1月15日日曜日

ある冬の土曜の午後







「ねえ、雪が降ってきたよ。」

水気をたっぷり含んだ大きな一片がぽとりぽとりと舞い降りている。

「積もるかな。」
土曜の午後、一人で家に残っていた息子バッタが応じる。

地面にたどり着く前に溶けてしまいそうな雪片。
あめゆじゅ。

そのうち、雪が降っても、伝える相手がいなくなるのか。

ひっそりと静まり返った庭に、あめゆじゅだけがぽとりぽとりと舞い降り、
地面にたどり着く前に、
溶けて、消えてゆく





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