急に大人びてしまった末娘バッタ。いや、随分前から彼女はしっかりと16歳の青春を謳歌していて、私だけが末っ子のべべとの思いが抜け切れていなかったのか。
先日も、確か期末試験があって大変だと言っていたことを思い出し、イベント続きで夜もまともに話ができない日が多かったので、夜遅い電車の中でメッセージを送る。
どうだった?
返事は、アボガドがスパッと真ん中から切られていて、丸い種が見えるイラスト。
ふむ。これはどういうことだろう。
ちょっと前までは、上手くできた、とか、難しかった、といった返事が返って来たのに。
そんなこと聞かれても分からない、という意味であることを後で教えてもらった。
なるほどね。アボガドは話はできないものね。何故アボガドなのか、は、大した意味もないのだろう。でも、レモンでもオレンジでもイチゴでもなく、アボガドってところが、なんとなく彼女らしくて微笑んでしまう。
夕飯だけは準備をしてくれているが、余り遅いと先に食べていて、さっさと一人で寝てしまう。「お休みなさい」と声を掛けられる時もあるが、時々、気が付いたらもう寝てしまっていることもある。
ママべったりだった日々が嘘のよう。
そうかと思うと、先日は真夜中にバタンとドアを開け部屋に入り、今日はママと寝る、とベッドに入り込まれた。一体どうしたのだろう。怖い夢でも見たのか。今読んでいる本が恐かったのか。単に寒かったのか。心配しようにも、隣ですぐに寝息を立て始めてしまった。そうして、翌日にはそんなことはなかったかのように、けろっとしている。
最近はパパとの関係がしっくりしていない。上のバッタ達もこの時期は本当にパパとの関係が良くなかった。不思議なことに、皆同じようにパパに反抗してきた。そして、不思議なことに、それぞれちゃんと折り合いをつけ、今に至っている。だから、きっといつかはパパとのことも、彼女なりに解決するんだろうな、と思っている。
そして、いつか本当に飛び立っていくんだろう。
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