2022年9月10日土曜日

我が家は豊作、か

 





かつてない猛暑続きで、深刻な水不足の地域もあったフランスで、今、恵みの雨が降っている。この程度で問題が解決するのか、既にされたのか、農作物の収穫への影響は緩和されるのか、既にされたのか、詳しいことは分からない。


分かっていることは、末娘バッタが友達と作ってくれた我が家の家庭菜園は、毎日の水やりは必要がなくなっていて、毎日隠元が一つかみ以上収穫出来ているということ。クエッチの当たり年ではなかったが、ところどころで、ふっくらとした濃紫の実が細い枝に塊のようにくっついているということ。そして、まだまだ小さい木ながら、真っ赤な林檎が既に20個は収穫できたということ。


林檎は小さめの青い実の時から、トンカが随分と勝手に失敬して食べていたので、30個はなったのもしれない。いやいや、風で飛ばされて落ちている実も含めると40個以上かもしれない。


ミラベルが今年はどんな運命であったのかは、残念ながら不明である。トンカの面倒を見ることだけでも大変なのに、植木鉢も含めた家庭菜園に水やりをする必要があった息子バッタに、ミラベルの実の状況を確認してもらうことは酷であろうと、特にお願いをしていなかった。小さい頃はあんなに喜んでクエッチもミラベルもレインクロードも、そう、さくらんぼも!大騒ぎをして採っていたのに、大人になるとどうしてこうも無関心になるのか不思議である。


皆と楽しく収穫する行為が楽しいのであって、一人で食べるための収穫となると、労働としての意味合いが出てしまい、二の足を踏むのだろうか。


大人になるということは、厄介なことである。知り合いの息子君も、小さい時は我が家に来て、楽しそうに庭で遊んだり、おやつを食べていったりしたものだった。ところが最近はトンカと散歩中に出会っても、気が付かないのか、気が付いたからなのか、空を仰いで走り去ってしまう。


高校生の頃の息子バッタのことを思えば、さもありなん。人様のお子さんのことを言えたものではない。


かくいう我が家の息子バッタ君は、大学が始まると仲間たちとの共同生活が再開となったので、ちっとも我が家に帰ってこなくなってしまった。末娘バッタも、彼女が友達と汗を流して作った菜園の収穫した隠元を未だ味わっていない。長女バッタが日曜日のランチに顔を出すと言っているが、どうなることか。


それでいいのであろう。我が家のバッタ達は、豊作揃いということにしよう。皆それぞれの場所で大いに羽ばたくがよい。尾羽打ち枯らした時には、家に戻っておいで。いつでもトンカと待っているからね。



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