2012年12月7日金曜日

ハーブ味の笑顔



久しぶりに会うと目が充血している。
挨拶のビズもなし。

君に風邪が移るといけないよ。

ふうん。そう。
じゃあ、飴でも、舐める?

ハーブの香りのリコラを取り出す。

ちょっと躊躇ってから、
一度舌の先で転がして、
それを手で摘まんで、
口の中に放ってあげる。

嬉しそうににっこりして、
子供と同じだ、
と言う。

え?
子供達に、そうやって飴を食べさせていたの?
毒見?
子供達、喜んだの?

ぎょっとする。

もっと嬉しそうにする。
子供達同志だよ。

え?
あ?
ああ、そうか。

おマセな子供だったってことね。

思い出し笑いなのか、
今、この瞬間が嬉しいのか、
やわらかな笑顔が続く。

笑顔に笑顔で返す。
ハーブの爽やかな味が空気を揺らす。





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