2022年12月31日土曜日

ビストロYuvuzela亭のノエル

 





ビストロYuvuzela亭の今年のノエルのメニューをご紹介。厨房に迎えるスタッフは、ペスカタリアン宣言をした長女バッタ、蕁麻疹対策で食生活改善を目指しながらも何でも食べ、クオリティー優先の息子バッタ、果物アレルギーが顕著で、乳製品アレルギーもある筈ながら好きなものは食べちゃう主義の末娘バッタ。



海の幸:牡蠣、海老、ツブ貝







牡蠣2ダースをマルシェで調達。牡蠣の大きさで番号が1から5まであり、大きい程長い年月海の中で育っていたことになり、味もその分濃厚になるなどの蘊蓄があるが、実際どうなのだろう。昨年は蟹や雲丹も揃えたのだが、バッタ達から量が多すぎたとの指摘あり、泣く泣くリストから外してあった。潜在意識が働いたのか、今年は贅沢にも2番を選んでしまった。







海老買い付け担当の末娘バッタは、種類豊富に並んでいる海老たちの中から安めの海老を選んで頼んでいたが、担当のお兄ちゃん、丁度牡蠣を買い終えて様子を見に来た私が財布を握っていると察知したのか、「ノエルですよ!せっかくです。こちらの立派な海老を選ばなくっちゃ。」と威勢よく声を掛けてくる。お兄ちゃんにそそのかされ、大奮発。隣で末娘バッタは目を白黒。



ツブ貝も頼んだ量の二倍にしたと、責任感の強い末娘バッタは興奮して報告してくるが、まあ、ノエルだもの、それぐらい、いいわよ、と笑顔で返事をする。



息子バッタが「ママの好きなマテ貝があったよ。翌日はこれにしない?」と言ってきた。バッタ達は24日の夜は我が家で食事をし、25日はパパのところに行く予定となっていたが、ここ2年来パパを自分の人生から完全にシャットアウトしてしまっている息子バッタは家に残ることになっていた。パパの哀しみを知っているだけに、気持ちは複雑。いつか、息子バッタも吹っ切れて、心地よい父親との距離を持てるようになる日がくるだろうと信じているが、それがいつになるのか、今のところヒントも兆しもない。





山の幸:きのこ3種のウェリントン、コージェットのスフレ






茶色いシャンピニョンを700グラム、ジロールとピエドムトンをそれぞれ250グラム、それぞれ調達。ヘーゼルナッツは末娘バッタのアレルギーを引き起こす食品リストの一つなので、胡桃に急遽食材を変更。切り方、味付け、それぞれ別々にしたものを、折りパイ生地に包んでオーブン焼き。こんなにキノコを入れたらパイが爆発しちゃうと大騒ぎしながら長女バッタが担当。付け合わせのクランベリーソースも彼女が作成。







グジェール




コンテ、エメンタル、グータと3種のチーズを入れたグジェールは、息子バッタと末娘バッタが担当。簡単にレシピを見つけて作ればいいのに、何故か先日私が作った時のレシピを参考にしたいと、メモ書きの解読から開始。べとべとになり、粉を足すべきか二人で大騒ぎをしていたが、なんとか収まった様子。こんな賑やかさもノエルならでは。後でメモ書きを確認してみたが、30グラムの水を36グラムと誤読したらしいと判明したが、まあ、味が良ければ全て良し。





ブッシュドノエル





こんなにスポンジがしっかりと膨らみ、クリームも固く、綺麗に巻けたことはないと自画自賛。くどくならないように、敢えてチョコレートやクリームでカバーせず、粉砂糖を散らした程度。うっすらと雪化粧もお洒落ではないか。


息子バッタが大いに感動してくれたが、面白いもので、後日末娘バッタが、いつものように、ぺっちゃりとしたスポンジで、とろんとしたクリームの方が好きだと告白し、皆で唖然。まさか、あの失敗作が彼女の好みとは!




にぎやかに、楽しく夜は更けてゆき、お腹も心もたっぷりと満たされる。





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