2012年2月13日月曜日

トンカ豆のトリュフ



しゅるる しゅるる
削るたびに甘いゆるやかな香りが膨らむ。
細かい線の山となったところで
今度は硬い小さな粒を削る。

山椒は小粒でもぴりりと辛いとは良く言ったもので
小さな粒が細かい粉に砕かれるたび
シナモンのような、
バニラのような、
懐かしい、そう、桜の葉のような香りが放たれる。

小さな鍋の中では
こっとりとした濃厚な白に、
やわらかな黄色がとろけ出し、
ゆくりと淡い液体がふつふつとしてくる。

これを先ほどの山にさっとかけ、
ゆっくりと混ぜ合わせると
てらりと輝く褐色のクリームに。

あとは、
幾つもの新たな香りが一緒になって
ゆっくりと時間をかけてもう一度固まるのを待つだけ。

翌日、
スプーン一杯の塊を
手にとって丸め
褐色の粉に転がす。

そっと口に運ぶと
改めて香りがとろけ、
舌の先でくるくると
愛のメッセージが弾け出す仕掛け。

トンカ豆のトリュフ。

明日の朝、小さな箱にそっと詰めよう。。。




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