2012年11月3日土曜日

13歳、おめでとう



あたり一面、真っ白。
バッタ達と大騒ぎしながら、雪道を歩く。
雪滑りが大好きなバッタ達。
率先して雪の中を滑り込む長女バッタと息子バッタ。

と、青いスキーウェアが空を舞う。
どうやら、飛び跳ねたらしい。そして、着地。
痛そう。
雪道とはいえ、固く踏みしめられた道は硬いに違いない。
泣くぞ。
そう思っている間にも、青いウェアが転がり出す。
どうやら、着地地点は坂になっており、そこを転がってしまう。
止めさせなきゃ。
ピンクのスキーウェアが駆け出す。
長女バッタ。
その後を末娘バッタと一緒に追い駆ける。
が、今度は青いウェアが視界から消える。
どうした。
まさか。
川に転がり込んだらしい。
この雪の中、水の中に。
ぞっとする。
本人は意識がないのか、或いは川の流れに勢いがあるのか、
無抵抗で青いウェアが流されていく。

声が出ない。
声を出さなきゃ。

「助けてくださいっ!!!」

振り絞った自分の声で目が覚める。
夢?

暫くは震えが止まらなかった。
それにしても、夢にしては純白の雪、青とピンクのウェアなど、
なんと色彩豊かであったか。
それに川の流れ。

息子バッタ。
今日、13歳の誕生日を迎える。
ティーンに仲間入り。

息子よ。
ああ、なんと情けない夢を見てしまったのだろうね、ママは。
きっと、君なら、
現実の君なら、
滑って転んで、着地が悪くとも、バツの悪い顔をして、自分の力で這い上がるに違いない。
もしも、そこが坂で、転がってしまっても、なんとか足を踏ん張って、転がる自分を抑えるに違いない。
そして、仮に、仮に、急な流れの川に入ってしまっても、
その頑強な腕で、やっとばかりに水を掻き分け、ざぶんと起き上がるに違いない。
そうして、うぉう冷たかった、と犬のようにぶるぶるっと身震いして水を切り、
早く温まろうと騒ぐに違いない。

そう、現実の君は、もうすっかり大きくなって、
ママの背だって追い越して、
力だって誰よりも強く、
いかなる困難にも立ち向かえる勇気と知恵と体力が備わっている。

13歳、おめでとう。


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