書きたい思いが募っているのに、時間がなくて苦しくもがく時期があり、
やがて、そんなことを考える余裕すらなくなる時期があり、
そして気が付くと、あらゆることに対して欲がなくなってしまっていた。
書きたい思いがすとんとなくなっていた。
書くことすら考えもつかなかった。
同じように、食べたいものが思いつかない。だから、料理ができない。
時間がたっぷり目の前にある。それなのに、やりたいことがない。
無欲。いや、無気力。
そんなことが、自分に降りかかるとは思いもしなかった。
一瞬にしてバースト。
しかも予兆もなく突然に。
厳密にいえば、本人が気がつかないだけで、周囲は分かっていたのだろう。
破片を拾いながら、途方に暮れること暫し。
タイヤと違って人間は、回復能力が凄まじいらしく、破裂した皮膚の下から弱弱しいながらも新しい皮膚が見え隠れし始めている。
ゆっくりといこうか。
ストイックであることがカッコイイなんて言っていないで。
こうして書き始めたことを、先ずは良しとしようか。

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